さくっと文を書く練習

 文章を書こうと思うとどうしても完成度を上げたいと思ってしまう。


 実は今日も文章を書こうと思って構成を考えていたのだが、具体例を考えるところで少し躓いたのと、話の筋にほころびを見つけてしまったため断念した。
内容は、記憶の外部化と整理をすることで自分の使える情報を増やしつつ検索性を高めたい、というものだった。


 構成としてはまず、なにか論を組み立てる時に必要なものは何なのか、という話があって、それに対して脳での記憶は不十分だということを説明し、どのような記憶の外部化を行えば利用可能な情報を蓄積できるかを示す、といった感じだった。


 論を組み立てるときには、AはBである、といったシンプルなパーツを組み合わせていくが、完成度を高めるためにはそのパーツの正確性や出典を担保しなければならない。という話をアイカツに絡めた具体例を用いて話そうと思ったのだが、僕はあまりアイカツをストーリーを記憶するような見方をしていないこともあって、気の利いた話を思いつくことができなかった。みおちゃんはあいねに友情以上の感情を抱いている、ということを示すには、という例を考えていたのだが、いまいち思いつかなかった。


 記憶の外部化の方法としては何か気になるものを読んだ時に、ポイントを自分の言葉で書いておく、というものを考えていたのだが、将来何に関して考えるかがわからない中でどこをポイントとしてメモしておけば良いのかという判断は難しいのではないかと、書いていて思ってしまった。例えば著作権の話のように継続したテーマであるなら問題ないのだが。


 なにかを考える時、議題を厳格に限定して、その一点のみの解決を目的としないと際限なく考えが広がってしまう。
 具体的な解決策を考えるような場合だと理想化した概念だけを考えていればいいわけではなく、例えば今回は、出典がインターネット上の記事だった場合の記録にURLを使うと、ページが削除された場合にアクセスできなくなってしまう、といったことや、記録にはどのようなツールを使ったらいいかなどと考えが広がっていってしまい収集がつかなくなった。


 完結した文としてまとめるなら、具体的な解決策の一歩手前までの、利用しやすい外部記憶にはどのような情報がどの程度あると良いか、といった話に限定しておくべきだった。
 
はい、今書いた文章は上から順に書いていって、30分くらいで書きました。
完結させられる文の構成をサクッと考えられるようになりたい。